2015年11月05日

読了『内なる創造性を引きだせ』ベティ・エドワーズ

 絵描き指南書なのだけど。かなり観念的というか、「絵を描くとは何なのか」という根本から入っている。結果、「創る」よりも「見る」に重点が置かれている。

 つまり、訓練されていない人間は脳の作り出した偏見・錯覚・固定観念に囚われている。ありのまま・見たままを描くとは、本当は難しいのだ。ではどうするか、と幾つかの解決法が紹介されている。

 これは小説でも憶えがある。
 初心者の書いた文章というのは、あまり背景が分からない。どうやって書いたのか聞いてみると、漫画をイメージしましたという。だいたいの観念を元に創作を行っているから、他人と共有ができないのだ。

 芸術とは「わけがわからないもの」ではない。他人とイメージを共有するための写生がどんなに難しいか。基礎としての「見る」を通して、本書は芸術の在り方を教えてくれる。

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2015年11月04日

読了『スクール・オブ・グラフィックデザイン』

 デザインに限らず、創作仕事のコツとしても充分、参考になった。小説もデザインも、結局は両方とも「ユーザーのためのモノ」を作る商売だからなのだろうな。

 更にデザイン系の方ならば、もっと得られるものは多いはず。

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2014年02月03日

読了『ポール・ランド、デザインの授業』

 具体的なデザインテクニックを小説創作に応用できないかと思って読んだのだけど。うーん、どうにも精神論が多くて曖昧だった。もちろんデザイン畑の人ならば、経験と本書の内容が結びついたのだろうけど。

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2012年09月06日

読了『国民の芸術』田中英道

 全部で約七百五十ページ。やっと読み終わったー! 分厚すぎるんだよ。

 で、個人的な感想。
 まず図版がともかく少ない。だからボクみたいな素人が読むと、知らない作品を元に話題がどんどん進むのが辛かった。と、ここで疑問が生じる。
 この本って、新しい教科書を作るためのもの、だったはず。にしては図版の少なさといい、独自の論の多さといい。教科書になっていない。本当は、歴史を再編成した、作者独自の理論をやりたかっただけではなかろうか。

 確かに西洋美術史における、中世の暗黒期っぷりは異常だ。だから西洋中心主義ではない、日本を中心とした美術史を再構成したい気持ちは分かる。けど、それを教科書としてやる必要はない。
 この人たち……本当は日本史でも美術史でもない、世界史をやるべきじゃなかったんだろうか。

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2012年08月24日

読了『美の方程式 美=完璧×破れ』布施英利

 人はどこに美を見出してきたのか。黄金比と、《破れ》について説明してある。いうなれば数式の並んだ美術書。
 とはいっても、そんな難しい内容のではない。むしろ解説書に近い。

 おかげで、またひとつ「対称性」について理解することができました。

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