2010年12月06日

小説技術メモ/視点の裏技

いま自分がどの人称、視点で文章を書いているのか。
混乱して把握できなくなった時の対処法だ。

いわゆる「神の視点」による「ナレーション文体」を、
とりあえず入れとけ!
そーすりゃ立て直す隙ができるから。

《ナレーション文体の例》
「カイジっっっ……痛恨のミスっっっ……!」

どうしてナレーションを入れることで視点や人称の混乱を
立て直す隙ができるのか。
説明するのは複雑だからやんないけど、
理論的な背景はありますんで。
posted by はまさん at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学的(視点・人称)

2009年12月10日

モチーフの中心を決定付けるのは、むしろ辺縁なのか?

 以下のエントリに質問が来ていたので返答しようと思ったら、長くなってしまいました。ですので、独立した記事にしてみる。

http://blogs.dion.ne.jp/hamalog/archives/9006203.html

 いやでも、そんな大した内容じゃーないんですよ。

 写真や海外には、枠[フレーム]が存在し、フレームより外を見ることはできない。同じように、小説にも文章量の制限がどうしても生じるのだから、情報の取捨選択をしなくてはならない。これが小説におけるフレームである。そしてフレームがあるのならば必然、視野には中心・端っこ・外部が生じるはず。
 ならば、どうやって小説における中心点・焦点、つまりは主旨を規定するのか?

 しかし、人の認識とは「だいたい、こんな感じ」という大枠で行われる。
 ならば「意味の大枠+情報の取捨選択=?」ということで、思い出した技法がある。《ほのめかす描写》だ。ほのめかす描写とは、中心に触れないで周囲から中心を浮き上がらせる技法である。
 だったら主旨とは、最初から存在するものではない。後から「出てくる」ものではないか? ゆえに意識すべきは、中心ではなく、辺縁ではないか?

 もちろん《物事の中心》とは大切な概念だ。ただし主旨とは、数学でなら虚数のように、実在しない仮定のみの存在なのかもしれない? 中心とは固定されていない、流動的なものであるから、あまりこだわり過ぎるのは良くない?

 だったら以上を文化論に応用してみると。、各文化における中心性の保持が、どう行われてきたのか? 中心とは独自に屹立しない。周囲に支えられているものであるとする。すると例えば、様々な物語に登場する日本の中心都市・フィクションとしての東京とは何なのか説明できないか。

 地名としての東京は別として。日本の首都・東京とはどこから、どこまでなのか。厳格なライン引きは既に不可能になっているだろう。東京とは、ココという一点ではない。地方都市からの延長・共通認識によって成立している、一種の概念だ。地方があるから、東京が成立しているのだ。
 だから東京の境界線とは、波打ち際のように押しては返す or あちこちの隙間に染みこんでいる。そうした拡散する平均値・共通認識という《ほのめかす描写》によって浮かび上がるもの。それが東京である。

……

 なんてね? まあ、思考実験をしていたわけです。
 ただ、こうして主旨とは点 or 範囲なのか? 点ならば、当たり以外は全てハズレになる。範囲ならば、「当たり80%、ハズレ20%くらいにしておくか」と大雑把な調整が可能になるので、意気の閾値というか、面白さの期待値みたいなものが把握できるようになってくるんじゃないか……。
 と、イメージの仕方で描写の精度が多少は上がってくるかなーっと。そんなことばかり考えている毎日です。だから、今エントリはまさに「チラシの裏に書かれたラクガキ」みたいなものと思ってくださいね。はい。
posted by はまさん at 23:54| Comment(3) | TrackBack(0) | 文学的(視点・人称)

2009年12月08日

小説技術メモ/視点

モチーフの中心を決定付けるのは、
むしろ辺縁の方だ。
posted by はまさん at 15:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 文学的(視点・人称)

2009年12月04日

小説技術メモ/自己言及

 下のMADをプレイヤーで聞きながらボクは考えていた。

 ダーマさんって「茸狩りの男スパイダーマッ!」とか自己言及が多いよなー。いや、でもヒーローとしてのキャラ付けを明確にするため、ここは自己言及しておくのが間違ってはいない。いや、正しい姿勢というものか。

 と、ここで閃く。そうか、理解した。

 《自己言及》には、強調の効果がある。ただしそのためには、主旨の焦点を絞らなくてはならない。でなければ読者はその自己言及部分に、いかなる感想を抱いて良いか、分からなくなってしまうからだ。

 そういうことなんだね? ありがとう、ダーマさん!
「悩みと答えをすり替えておいたのさ!」(\ペケペケポコポコ/)
posted by はまさん at 23:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 文学的(視点・人称)

2009年10月14日

奥行きとパースペクティブに関するメモ

参考リンク先:http://members2.jcom.home.ne.jp/0914488901/anim.html

上記のサイトを読んで。
遠くのものは奥行きが圧縮されて見えてくる。

第1法則 遠くのものほど側面は薄く見えてくる。強いては正面 だけのように見えてくる。
第2法則 遠くのものほど地面の影は横長に見えてくる。強いては線1本に見えてくる。

たいへん参考になった。
これは小説で、視点と人称でも使える。
というか、使おう。
posted by はまさん at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学的(視点・人称)