2010年07月17日

小説技術メモ/悲劇の構造

 「NTR」と書いて「ネトラレ」というジャンルの物語がある。
 ストーリー属性の一つ「寝取られ」の隠語。意中のヒロインが他の男とやることを言うが、これにマゾヒスティックな快感を覚える人もいる。主人公とヒロインと他の男の関係によって様々なバリエーションがある。素人にはオススメできない。

・主人公とヒロインが相思相愛で、他の男がヒロインを陵辱する。
・主人公とヒロインが相思相愛で、他の男が割り込んできて、ヒロインがその男にも惹かれる。
・主人公とヒロインが相思相愛で、他の男が割り込んできて、ヒロインはそっちに乗り換える。
・主人公はヒロインを狙っていたが、目の前で他の男にかっさらわれる。
・主人公はヒロインを狙っていたが、ヒロインは主人公を嫌っており、さっさと他の男とくっつく。
・主人公がMでヒロインがSで、主人公に屈辱を与えるためにヒロインがわざと他の男と寝る。
・主人公はヒロインを狙っている(独占したいと思っている)が、ヒロインはヤリマンで主人公のことは多くの相手の一人としか認識していない。

等の基本設定があり、これに

・主人公の目の前でヒロインが他の男と寝る(やられる)
・主人公のいないところでヒロインが他の男と寝る(やられる)が、後で主人公に知らされる
・主人公はヒロインの行動に全く気付かない(プレイヤーやアニメの場合は視聴者にはそれがわかる)

などのバリエーションがつく。
(はてなキーワードより)

 ああ、解説を読んでいるだけで胃が痛い。ボク、NTR苦手なんですよ。
 だが《悲劇》とは何かを考えていた時のことだ。ふと思いついた。もしかして悲劇の物語とは、祈りとか幸せとか願いといったものが、不条理な運命によってNTRるものなのではないだろうか。
 そう考えると、悲劇というものが理解しやすくなるのかもしれない。

 と共に悟った……やっぱボクには悲劇を書くの無理ーっ!
 いや習性みたいなものだから、研究はしてしまうけどさあ。胃が痛くなるわ。
posted by はまさん at 23:48| Comment(4) | TrackBack(0) | 文学的(特殊演出)

2010年04月14日

小説技術メモ/三題噺

三題噺のように、
《お題》のある作品を書くにあたっての技法を思いついた。

《お題》を、作品形式の中に、
文体模写[パスティーシュ]として埋め込めば良いんだね。

例えば単純なところならば、《お題》が「手紙」だったら、
作品を書簡文体にしてしまうとか。

単純ではあるけど、意識していないと使いようもない技法だね。
とっても応用範囲は広いと思う。

で、ここからは、ひとりごと。
あああああ(のたうち回りながら)
あの時に思いついてれば、もっと楽だったのにぃぃぃぃぃ。
posted by はまさん at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学的(特殊演出)

2009年07月23日

小説技術メモ/寓話

どうやら寓話においては、最後の警句部分が、
《二項対立の解消》に相当するようだ。
posted by はまさん at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学的(特殊演出)

2009年03月31日

メモ/恩返し譚の行動素分析

序:Aは、困っているBを助けてあげる。
破:今度はAが窮地に陥る。
急:Bが現れて、Aへ恩を返す。

ただし場合によっては焦点子がAではなく、Bに交代することもある。

 ボクは浪曲を良く聞くのですが。仁義モノや、人情モノだと、恩返しの物語が多い。
 そこでふと思ったのだけど。恩返し譚って、現代には少ないですよね。最低でもボクは、該当する作品がパッと思いつかない。
 だけど恩返し譚って、けっこう面白いんですよ。ラストで困っている主人公が、誰かに助けられる。その伏線は冒頭で張られていました、と言うことになる。この伏線が明かされる瞬間と言うのが、物語として気持ち良い。
 恩返し譚とは物語構造として、かなりの強度を持っているのだろうと考えられるのです。

 恩返しのみ、と言うのはキツいかもしれないけれど。他ジャンルの物語に、恩返しを伏線として組み込むのは使えるのではないだろうかと思うのだけどね。
posted by はまさん at 00:45| Comment(4) | TrackBack(0) | 文学的(特殊演出)

2009年03月16日

小説技術メモ/火サス系ドラマ

気が付いたのだけど。
実は火曜サスペンスには、謎もトリックも、ほとんど出てこないのだね。
せいぜいが犯行を後付で誤魔化そうとするだけだ。
どうやら、火サスにおいてストーリーの進行とは、
犯人の動機が明かされるプロセスとなっているようだ。

その意味では確かに……火曜「サスペンス」ではあるのだろうけどなあ。
もうちょっと……ミステリー要素を……。
posted by はまさん at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学的(特殊演出)