2016年10月31日

読了『マンガでわかるビブリオバトルに挑戦!』谷口忠太

 前々からビブリオバトルに興味はあった。けど、なにをどうするのか、あまり理解できていなかった。
 本書ではビブリオバトルを漫画としてストーリー形式で、「流れ」として解説している。だから感情移入しやすい。また「ゲームである」という大胆な要約により、よりいっそう理解は深まった気がする。

 ビブリオバトルに関して、この本が一番わかりやすいかもしれない。

posted by はまさん at 22:29| Comment(0) | 感想的(作劇・文学論)

2016年10月30日

読了『本気で作家になりたければ漱石に学べ!』渡部直己

 シリーズの前作は、修行中たいへんお世話になった。が、なぜか本書だけ棚に積んだままだったので、改めて読むことに。

 このシリーズは初心者だと、読むのもキツい内容だろう。中級者でも完全な理解には苦労するはず。けど、さすがにボクも今となっては、大半の内容を他の本で既に知っていたりして。
 むしろ基礎だなあ、という感懐になっていた。

 となると次は本書の粗が見えてくる。
 まず悪文例が、どうも趣味が悪い。その例に挙げられた作品の作者も読者も、小馬鹿にして扱き下ろすのには、ドン引きしてしまう。
 実は悪文例でも、良例としてあげられている漱石の文章と、同じ手法を使っていたりするのだが。じゃあ、なぜそちらは悪例なのか。違いが分かりにくい。
 読む難易度が高くなっているのは、この辺りの「勝手に察しろ」とでもいうべき説明不足にあるのではないか。

 この説明不足。今になったボクならば、代わりに説明できる。つまりは、作者がモチーフに介入するな、視点に徹しろ。ということなのだろう。
 けど本書には、その説明はない。つまり筆者は自らの感性をそこまで、徹底的に自己分析できていない。片手落ちな記述。だから読むのが難しくなってしまう。
 そこは明らかな、筆者の落ち度だ。ゆえに「この程度は分かれよ」「勝手に察しろ」というような、ドヤ顔に腹が立ってしまう。
 ……これも筆者が読み専門、批評専門ゆえなのかな?

 また読み専門ゆえの、これも片手落ちになるだろう。ストーリーテリングに関する記述はない。小説というものは本当ならば、文章とストーリーとが相補関係にあるというのに。
 だから手法は紹介できても。その手法をどんな時に使うのか、という運用に関してまで考えられていない。

 そう考えると初心者にとっては権威のようにすら思われたこの本も。つまりは「名人様」の上から目線であるのだな、と気づかされた。絶対唯一最高というわけではない。
 ただ真に受けない限りは、中級者くらいまでなら充分な内容だと思う。

posted by はまさん at 23:24| Comment(0) | 感想的(作劇・文学論)

2016年10月17日

読了『たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座』田丸雅智

 気付くと、この方の作品は以前にもいくつか読んだことがあった。有名な人なんだね。
 似たような手法なら、ボクもまあ、サイトで紹介したいたりするけれど。もちろん、その時点では本書は読んでませんでした。つまり技法なんてもの、目的が定まっていれば収斂し似たようなものになる、ということなのだろう。
 またボクも気付いていなかった手法についても紹介されていて、たいへん勉強になりました。……N法をそう使うかー。
 長編を書くにも、ショートショートの技量は役に立ちます。ストーリーテリングのウデを上げたい人に是非。

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2016年10月08日

読了『「感情」から書く脚本術』カール・イブレシアス

 シナリオを書くに当たっての、こんな問題、そんな問題をどう解決するか。ひとつひとつ事例を挙げて答える。
 確かに答えなんて、ケースバイケースだろうけどさあ。ひとつの問題につき、いくつもの解答例が示されて。その例が多すぎィ!

 こんなん、いちいち覚えきれるわけがない。ということは、使いこなせるわけがない、ということだ。ボクならば原理原則のみを教えて、各人が解決できるような「脳みそ作り」を目指すのだけど。
 その原理原則をまず、本を書くまえに見つけようよ。とだけ思った。

posted by はまさん at 22:45| Comment(0) | 感想的(作劇・文学論)

2016年10月06日

読了『読者ハ読ムナ(笑)』藤田和日郎

 月並みなはずの知識も、語る人間によって意味や価値を変えることがある。知識をどう活かすか、運用法が違うからだ。
 本書も内容としては、ありふれている。しかし語るのは、あの「藤田塾」の藤田和日郎さんだ。あの知識はこう使うんだったんだ、と運用が高度で何度もハッとさせられる。

 構成としてはバラバラな本だった。しかし、これは口伝だから構成がバラバラなんだと。藤田塾の「空気」を感じさせてくれる。それがまた嬉しくすらなった。

posted by はまさん at 23:53| Comment(0) | 感想的(作劇・文学論)